2017/05/11(木)仮説の導き方
自己流だけど、史料を読む際の段取りを挙げてみる。全ての読み込みでこの手順を徹底している訳ではないけど、主要な解釈ではなるべくカバーするよう心掛けている。
他に要素がありそうな気もするけど、とりあえず。後で足すかも。
留意点
- 同時代史料のみを使う(発生から20年前後)
- 古記録より古文書を優先
- 人名・地名の比定を他史料で確認
- 後世編著と専門家解釈はあくまで参考例
- 結論ありきの推論にしない→証明不能でもよい
手順
- 前後1年以上の流れ、もしくは関係者の動きを史料で細かく見る
- 類似した例がないかを調べる
- 収集した史料の原文と解釈文をデータ入力
- 一旦ストーリーを組み立て仮説にする
- 確定できる点と曖昧な点、仮説にそぐわない点を整理
- 「自分の仮説は成り立たない」という前提で反論者として考え直す
- 文章として構成する